マンガ・アニメ

日本を代表するカウンターカルチャー、いや今ではモダンカルチャーの代表ともいえるマンガ・アニメですが、実は80年代まではあくまで子供のもの、という評価が一般的でした。それが大人でも電車でマンガ雑誌を読めるまでに一般化したのには、1つの重要な転換点があります。

宮崎駿の登場

国民的アニメ映画監督として、今では知らない日本人はいないといってもいい宮崎駿。彼の登場こそマンガ・アニメの大衆化を促し、そしてマンガ・アニメの社会的な地位を押し上げた最大の要因といえます。彼の作品は親子揃って楽しめる内容で、美しい世界感を持ち、そしてその感動的な余韻によって、業界全体のイメージすら変えることになったのです。